医療の現場において注射は、採血や輸血、点滴などに必要な医療技術です。
新人看護師がこの技術を習得することは業務上必須で、看護師個人の実践能力に応じて各部署で訓練し、患者に行っているのが現状です。
その指導方法は部署任せで統一したものがなく、その技術を確実にする為の研修が、研修センターなどの医療機関や新人看護師の勤務する病院で行われています。
研修センターでの注射研修は、DVD等で映像を視聴して予習を行った後、グループでの技術演習やシミュレーションでの演習を行います。
その後評価表を用いた技術試験を行い、最後に講師による講義を受けて終了となります。
学習する内容は、中心静脈内注射、輸血及び静脈内採血などです。
講義を担当する講師は、インジェクショントレーナーや臨床輸血看護師など注射のエキスパートで、注射の注意点やコツなどの説明を行います。
病院による研修は、新人研修会として行う場合やその病院独自の教育プログラムの一環として行うなど病院によって様々です。
研修会を行う病院での内容は静脈注射や皮下注射、筋肉注射などの基礎技術の講義の後、グループに分かれて先輩看護師の手本を見学後に、模型を用いての練習や新看護師がお互いの腕に対しての演習などを行います。
教育プログラムの一環としての内容は、説明後に実技映像視聴し、演習を1人60分前後の時間をかけて行う場合が多いのです。
指導は病院所属の副看護師長や安全リンクナースなど事前に訓練を受けている人が担当します。
もし、研修を受けてもまだ不安が残るようでしたら【点滴を極めよう】という専門サイトもありますので、一度目を通しておくことをおすすめします。